50代となり、後頭部の薄毛に悩んでいる。
父やその叔父さんも薄毛であるので、自分も薄毛になるだろうとは若いうちから想像していたが、まさに想像通りになってしまいそう。
このまま年を重ねていけば、定年を迎える前に、薄毛がかなり進行しているだろうと考えている。
最悪の場合は、髪の毛がまったくなくなることまでも考えているしだいだ。
自分の父や母には薄毛のことを言えないので妻に相談したら、ぼくの髪の毛をつまみながら、あなたのお父さんの頭みたいになるかも、と笑みを浮かべて話しかけてきた。
冗談ではなく本気に話しているから覚悟したほうがいいと寂しい思いに浸った。
幸いなことに、子どもが娘だかたいいものを、もし息子がいたら息子はショックを隠し切れなかっただろうと想像した。
カツラや、植えこみ式などがいろいろあるが、料金が高く、メンテナンスが面倒であるので、これらにはあまり興味がない。
このまま髪の毛が抜けていくことを想像すると、自分がなんだかみじめに思えてくる。
当然男は髪の多さでなく、人格だと自分に言い聞かせても、やはり頭の毛がふさふさしている方がイメージがいい。
そうこうしているうちに、職場の同僚から、毛の生える飲み薬があることを聞いた。
今までなんども頭に振りかける外用液を使っていたが、効果がまったくなしだったので、飲み薬を聞いて今度は効果があるだろうと自信がついてきたのだった。
新橋の某医療機関を教えてくれた。